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2024年6月11日

パッシブデザイン

こんにちは。住宅事業部の佐藤です。

皆さんは、「パッシブデザイン」はご存じですか?

パッシブデザインとは、
建物を取り巻く自然環境の特性を活かし、
室内を快適にするための設計手法のことです。

分かりやすい例でいうと、
夏は日差しを遮り、室温の上昇を抑え、
冬は日差しを室内に取り入れ、
室内を快適に保ちます。



出典:環境共生まちづくり協会(KKJ)

最近の異常ともいえる夏の暑さから、
夏を通風で乗り切るというのは
現実的ではありませんが、
朝晩が涼しい梅雨前や秋は
まだまだ有効な手段といえます。

梅雨以降に窓を開けると、
湿気を大量に含んだ空気が
室内に入ってきてしまう為、
夏はエアコンをフル活用していきましょう!


パッシブデザインをする上で、
基本となるのは「断熱」と「気密」です。

基本を大事にすることは、
どんな事においても重要ですよね!
勉強においてもスポーツにおいても
基本がどれほど重要か。

住宅においても一緒です!

気密はC値という値が
1を切るのが高気密の基本となります。
正しく施工し、気密測定で確認が必須です。

C値とは…
「家にどれくらいすき間があるのか」を示した数値。
C値=住宅全体の隙間の合計面積÷延べ床面積

では、断熱はどのくらいするべきか。

出典:国土交通省

2022年に国の断熱等級5・6・7が
新設されましたが、
断熱等級5の場合、山形市が区分される
4地域のUA値は関東や九州と同じ0.6。

これが、現在国が目指しているZEH基準です。


出典:国土交通省(P36)

世界の国々を見てみると、4地域ですと
UA値0.3~0.4を義務化しています。
大体、断熱等級6と同じです。

まずは断熱等級6を基準に
予算に応じてどこまで断熱するのか
考えていくのが良いのではないでしょうか?


そして、基本をきちんとした上で
パッシブデザインを取り入れていくと、
同じ性能の家でも、より少ないエネルギーで
快適に過ごせるようになります。



・夏涼しい、冬暖かい家にしたい
・冷暖房費を安く抑えたい
・健康に暮らしたい
・結露は嫌
・家を長持ちさせたい
・温暖化が気になる

こんな思いはありませんか?

もしあるのであれば、
基本とパッシブデザイン、
しっかりやっていきましょう!

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