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2024年1月18日

健康に暮らすために

こんにちは。住宅事業部の佐藤です。

皆さんは健康に暮らすために
心掛けていることはありますか?

食生活や適度な運動などで健康を
維持している方も多いと思いますが、
健康のために家の室温を気にする方は
どの位いるでしょうか。

12月のブログでも書きましたが、近年の研究で
室温と健康の関係性が分かってきており、
WHOは冬季の最低室温18℃以上を推奨しています。

そして、昨日のブログでは日本の住宅は
寒いことを紹介しました。

・12月21日ブログ(https://ichicom.co.jp/housing_blog/4253/)
・1月17日ブログ(https://ichicom.co.jp/housing_blog/4337/)

上記の図からも分かるように、18℃を切ると
様々な健康被害の可能性が高まりますが、
日本の在宅中の平均室温は16.7℃。
脱衣所に至っては12.8となっており
常に健康を脅かされています。

これは厚着をすれば良いというものでは
ありません。部屋が寒ければ、肺に
冷たい空気が入ってきてしまい、
様々な疾患につながっていきます。

寝具に関しても同じです。
冬用の寝具で布団の中は暖かくても
部屋が寒ければ、冷たい空気が
入ってきてしまいます。


日本国憲法ではすべての国民は、健康で
文化的な最低限度の生活を営む権利を
有するとあります。

しかし、健康を害する可能性がある家で
生活しているのが現状です。

欧米諸国をはじめとする海外では
省エネの観点ではなく、健康を守るために
室内の最低温度が決められており、
それ以下になるような断熱性能の建物は
建てられない国もあります。

日本には最低室温に関する基準はありません。

WHOが推奨する18℃というのは
最低室温であり、快適に過ごすためには
20℃以上は必要です。

特に子どもやお年寄り、女性に関しては
より高い室温が求められます。

家中暖めようとすれば、全館暖房が
必要となってきますが、
全館暖房を経済的に行うためには、
断熱等級6以上が必要です。
(やまがた省エネ健康住宅ではY-G2)

断熱等級6であれば、断熱等級4の家で
人がいる時のみ暖房する間欠居室暖房と
同程度のエネルギーで全館連続暖房が
可能になります。

さらに最高等級の等級7まで上げれば、
20%程省エネに全館暖房ができます。



快適な家を求めた場合、快適と感じるのは
人それぞれ個人差があります。

居室だけ暖かければ快適という方も
いるかもしれませんし、
16℃でも快適な方もいるかもしれません。

しかし、健康に暮らすことを考えれば、
室内で一番寒い所でも18℃以上にできる
住宅を求めてください。

暖かい家はぜいたく品ではありません。
健康に暮らすために必要なものです。

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