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2024年1月11日

地震に対する備え

こんにちは。住宅事業部の佐藤です。

元旦に発生した能登半島地震により
多くの被害が出ていますが、
今回の震源は未知の断層の可能性が
あると報道が出ています。

現在日本では2000以上の活断層が
見つかっていますが、地下に隠れて
見つかっていない活断層がたくさん
あるようです。

私たちが住む山形には
「庄内平野東縁断層帯」
「新庄盆地断層帯」
「山形盆地断層帯」
「長井盆地西縁断層帯」

と4つの主要な活断層があります。

弊社がある山形市に最も関係するのが
山形盆地断層帯になりますが、
どのような揺れが想定されているか
ご存知でしょうか?


出典:山形市揺れやすさマップ(https://www.city.yamagata-yamagata.lg.jp/kurashi/tochi/1007257/1003535.html)

山形市から公表されている揺れやすさマップ
によると、山形盆地断層帯で地震が発生
した場合、マグニチュード7.8、市街地の多くで
震度6弱~7の揺れが想定されています。

今回の能登半島地震がM7.6でしたので、
山形市でも同規模かそれ以上の地震が発生する
可能性があります。

この山形盆地断層帯は北部と南部に分かれて
おり、北部については約2500~4000年に1度
程度地震が発生すると推測されています。
最近の活動時期は約3900~1600年前です。

つまり明日地震が発生する可能性もあるが、
あと2400年程地震が起きない可能性もある
ということです。

30年以内の発生確率は0.003~8%と
なっており、これは日本の活断層の中では、
確率が高いグループに入ります。
阪神淡路大震災も同程度の確率の時期に
発生しています。
【引用:地震調査研究推進本部(https://www.jishin.go.jp/regional_seismicity/rs_katsudanso/f018_yamagata/)より】

地震災害には土砂崩れや液状化、津波と
いった耐震性だけではどうにもならない
場合もあります。

その為、耐震性以外にも建てる場所にも
気を付ける必要がありますが、それでも
耐震性の重要度が下がるわけではありません。

耐震等級は1~3まであり、建築基準法で定める
数百年に一度の大地震(震度6強~震度7)に
耐えられる耐震性を持つのが耐震等級1です。

しかし、2016年に発生した熊本地震では、
観測史上初めて震度7を2回観測し、
建築基準法の1.25倍の耐震性を持つ
耐震等級2の建物まで倒壊しました。

現行の耐震基準で建てられた建物の2/3では
目に見える被害はなかったとされていますが、
1/3では大なり小なり被害がでました。

あなたの家がその1/3に入るかもしれません。

耐震等級3の建物はほとんどが無傷、
一部軽微な損傷と、
地震後も住み続けられるものでした。

数百年に一度レベルの地震が複数回発生する
可能性がある地震大国日本では、
命を守り、地震後も住み続けられる
耐震等級3を最良の備えとして考える必要が
あると感じます。

また、避難場所の確認や防災グッズを準備する
など、この機会に家族で災害時のことを
考えてみてはいかがでしょうか。

命を守るため、財産を守るため、
家族との思い出を守るためにも、
少しでもリスクを減らす備えをしましょう。

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