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2023年12月14日

優先度を決めましょう

こんにちは。住宅事業部の佐藤です。

家づくりは選択の連続です。会社選びや土地
選びから始まり、間取りや外観、内装、設備
外構、家具選び等々たくさんあります。

考える時間が余りないときもあるでしょうし
ご家族で意見が分かれることもあるでしょう。
もちろん予算的な問題も出てきます。
そこで始めに、家づくりで何を優先するのか
決めておくことが大切です。

・価格
・快適性
・家事動線
・広さ
・立地
・デザイン
・自然素材
・耐久性
・耐震性
・メンテナンス性
・省エネ性
・部屋数
・キッチン
・ガレージ
・庭    etc.  

何を優先するのかは本当に人それぞれですが
最初に優先度を決めておくと方向性も明確に
なりますし迷った時に決断しやすくなります。
予算の関係で何かをあきらめるとき優先度を
決めておけば比較的優先度の低いところから
あきらめると決めやすいです。

どの要望も全て満たそうとすると、予算には
限りがありますから、どうしても中途半端に
なってしまいがちです。優先度が高いところ
にキチンと予算を掛けることで満足度の高い
理想の家になるはずです。

予算を掛けるところにはシッカリと掛けて
予算を掛けないところは割り切ってしまう。
メリハリをつけることも大事です。

使用頻度や期間によって予算の掛け方を決める
のも一つの手です。

例えばバルコニー。付けたけど普段は室内干しや
乾燥機で乾かすため殆んど使われないケースも。

来客用の和室も、使用頻度で考えると低い方が
多いかと思います。来客頻度がどれ位あるのか?
年に数回程度なのか? 頻繁に泊まりに来るのは
ご親族かと思いますが、お子さんが小さいうちは
使っていない子ども部屋に泊まってもらうことも
可能ですし、1泊程度ならば小さな畳スペースに
寝てもらうこともできます。

漠然と欲しいではなく、本当に自分たちに必要で
優先度が高いのかを考えてみる必要があります。
タマにしか使わない場所に大きなお金が掛かって
しまう可能性も忘れずに。

また、使用期間を考えた時に減額対象になるのが
子ども部屋の広さです。子ども部屋としての使用
期間は短く、小学校中学年~大学卒業まで使った
としても15年もありません。大学入学から家を出て
いれば10年程。さらに、共働きであれば小学生の
うちは学童へ、中高は部活をやっていれば夜位
しか使わない部屋に。部屋が小さいとかわいそう
と考える方もおりますが、籠り空間が落ち着くと
いう場合もありますし、勉強スペースや収納は
部屋の外に確保するという手もあります。子ども
部屋が小さいことでリビングに人が集まりやすく
なるというメリットもあります。1日の中で家族が
一緒にいれる時間はとても短く、仕事や学校から
帰ってきて、寝るまでの数時間は家族みんなが
一緒にいれる時間があっても悪くないと思います。

私自身15歳で実家を出ました。家族全員が一緒に
暮らしたのは2~3年程でした。両親は農家でした
ので土日も関係なく仕事をしていて家にいないの
が当たり前でした。私のケースはカナリ特殊かも
知れませんが、どのご家庭も家族が一緒にいれる
時間というのは実際そこまで多くないはずです。

家族時間を大切にするために、子ども部屋を小さく
するという考え方もあるかと思います。子ども部屋は
2~3部屋ある場合が多く、少し小さくするだけでも
それなりの減額となるはずです。

お客さまによって優先することは異なります。
しかし優先度を事前に決めることで家づくりの
方向性が決まり話し合いもスムーズになります。
優先度の高い項目を全てクリアしていることで
完成したときの満足度もより高まります。

そして優先度を決める際に、誰のための家なのか
考えてみてください。家にもっとも長く住むのは
普通は建てたアナタです。

お子さまのため、来客のために多くの予算を掛ける
のも素晴らしいことですが、最終的にその家に長く
住み続ける自分たちがいかにして居心地のいい家に
するのか。子育てを終えた後の暮らしや老後の生活
までイメージしながら優先度を決めていくことで
何十年住んでも満足度の高い家になるでしょう。

ぜひ家づくりを始める際には、ご家族で優先度に
ついて話し合い、理想の暮らしを実現しましょう。


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