太陽光発電の現状
こんにちは。住宅事業部の佐藤です。
今日が仕事納めの方が多いでしょうか。
弊社は明日まで頑張りまして、1月5日まで
お休みをいただきます。しっかりリフレッシュ
して、2024年をスタートしたいと思います。
さて、冬になると気になる電気代。最近の電気代
高騰により太陽光発電を検討されている方も多い
はずです。弊社でも希望されるお客様が増えて
いる印象です。そこで太陽光発電の現状をご紹介
したいと思います。
太陽光発電でよく言われるのは買取価格が
安くて元が取れないという話。2023年の買取
価格は16円/kWhとなっており、2024年も
同じ買取価格になります。2012年に始まった
FIT制度(固定価格買取制度)ですが、当時の
買取価格は42円。半分以下の買取価格を見れば
不安になりますよね。
・固定価格買取制度の概要(資源エネルギー庁)
しかし、当時とは状況が異なります。まず、
設置費用がかなり安くなっています。そもそも
買取価格は電気代の節約と売電収入を合わせて
元が取れるように計算されています。
さらに近年の電気代急騰により、売るより発電
した電気を自宅で使用した方がお得になってい
ます。16円で売るより、30円以上で買う電気の
量を減らした方が設置費用の回収期間は短く
できるというわけです。
お得なことが分かっていても予算が…
そんなお客様も多いかと。事実、検討したが
採用しなかった理由でもっとも多いのは予算
的な理由です。仮に5kW載せるのに150万円
かかるとします。150万円を簡単に出せる方は
中々いないでしょう。
そこで、考え方を少し変えます。
山形市で5kW太陽光を載せた場合、発電した
電気を使うことによって安くなる電気代と売電
収入により、月1万円以上の経済効果があります。
(自家消費30%の場合)
住宅ローンの月々の支払いを5000円程増やすと、
150万円程多く借入れすることが可能ですので、
実質載せた方が載せない場合より収支がプラス
になることが分かります。
これで予算の問題は解決するはずです。
これ以上借入額を増やせない方は、リースや
PPAといった0円ソーラーという方法もあります
のでご相談ください。
その他にも、
山形は発電に不利な場所では?
火事や雨漏りの原因になるのでは?
製造時や処分時の環境負荷が多いのでは?
そもそも見た目が… ect.
様々な疑問等があるかと思いますが、大体の
ことは誤解であることが多いです。
見た目については、かっこよくなるものでは
ありませんが、屋根の上を見る機会は意外と
少なく、気にならない場合も多いかと。
下のお宅にも太陽光が載っていますが、全く
見えません。
太陽光を載せるということは、20~25年分の
電気を先に買うようなイメージです。
しかも、格安で。
維持管理費を除けば、20年発電したとして、
13.63円/kWhで買ったことになります。
(5kWを150万円で設置した場合)
現状でも30円以上の電気です。30円で
太陽光で発電する20年分電気を買った場合、
300万円以上します。電気料金が20年間
値上げしなかったとしてもこの差です。
家計を助けるだけではなく、地球温暖化を
止める為には、再生可能エネルギーへの
変換が急務となっています。先日閉幕した
国際的な気候変動についての会議(COP28)
でも2030年までに再エネ3倍という目標が
明記されており、短期間で増やすためには
太陽光発電しかありません。未来の為にも
屋根に太陽光を載せてみませんか?
出典:科学技術復興機構
最後に。太陽光を載せるにあたり大前提が
あります。それは、高断熱高気密であること。
できる限り少ないエネルギーで暮らせる家に
することがステップ1です!
それでは皆さん良いお年を!