長く愛されるために
こんにちは。住宅事業部の佐藤です。
先月、ランドクルーザープラドの後継車で
ランドクルーザー250が発表されましたね。
同時にランドクルーザー70(通称ナナマル)
の再々販も発表となり、ランクル好きの
私(乗っているわけではありませんが笑)
としては胸高鳴るニュースでした。
ナナマルは1984年に発売され、日本では
すでに販売終了していましたが、久々に
通常ラインナップとして戻ってきました。
驚くべきことに、ナナマルは基本設計が
発売当初から変わっていないそうです。
40年前から変わらない車……スゴイですよね。
ナナマルには最新機能も豪華さもありません。
乗り心地も普通の乗用車に比べたらよくありません。
しかし、乗る人を安心安全に目的地まで届けます。
これは、車本来の役割じゃないでしょうか?
いつの時代も求められることだと思います。
壊れにくく構造がシンプルなため、簡単に直せます。
人が作ったものですから、いつかは壊れますが、
壊れても直せるか、直せないか。
ここは大きな違いだと思います。
時代は電気自動車に変わろうとしていますが、
電気自動車を直せる整備士は世界中で
足りていないようです。直せる人が少なければ
長く使うことは難しいでしょう。
長く大切に使う、これも立派なエコです!
SDGsです!
普通の車は、どんな最新の機能が付いていても、
一般的にどんどん価値は下がっていきます。
しかしナナマルは車本来の役割の部分が
きちんとしているため、形を変えずとも
何十年と世界中で需要があり、
価値が下がりにくいです。
某中古車サイトでは30年以上前の車体でも
200~300万円程で掲載されていました。
500万円を超える車両も…
車同様、住宅も一般的に時間とともに
価値が下がります。
最新の設備、流行りのデザインも
次のモデルや流行りが出れば価値が下がります。
建てる時に最新のキッチンやエアコン、
太陽光パネルを導入したとしても、
20年後に当時最先端の設備があるから
その住宅が欲しいとなる人はいないですよね。
「地震に強い家」「夏涼しく、冬温かい家」
このようなワードはよく聞くと思いますが、
家づくりを考えた時に欠かせません。
地震大国の日本では地震に強くなければ
いけません。
地震で壊れてしまうかもしれない家では
大切な家族と安心して住めません。
地震に備えて保険に加入される方も
多いと思いますが、
地震保険は、火災保険の保険金額の30~50%の
範囲でしか保険金額を決めれません。
火災保険の保険金額が3,000万円であれば
900~1,500万円が地震保険の保険金額です。
限度額も建物は5,000万円までです。
つまり地震で壊れた場合、保険金だけで
建て替えは難しいため、最初にできるだけ
壊れにくく作る必要があります。
夏涼しく、冬温かい家にするには
断熱気密が大事です。
断熱性、気密性が高い住宅は居住空間
だけでなく、家中を少ないエネルギーで
快適な温度にすることができます。
家の寒さ、暑さによる健康被害から
家族を守ることができますし、
家の寿命も伸ばすことができます。
もちろんどちらかだけ備わっていれば良い
ということではなく、
デザイン、動線、メンテナンス性など、
さまざまな観点から総合的に考え、
住む人が安心安全に長く暮らせる家が
いつの時代も求められるのではないでしょうか。
無くならない需要が備わった住宅であれば
30年後でも50年後でも価値があると思います。
ランドクルーザー70のように
いつまでも愛される住宅が増えるとうれしいです。
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