JRさくらんぼ東根駅前に2010年9月オープンした「管楽器工房 Brass」。建物の外観も内部も徹底的にこだわり、何度も思いを伝えて完成させた建物は、音楽好きの人々の新しいコミュニケーションの場にもなるようにとのオーナーの思いが込められている。スタッフ全員がヤマハ管楽器リペアスクールで学んだ、管楽器技術認定者。オーナーはシニアグレードの資格を持ち、技術力と人とのつながりを大切にした独自の経営哲学が建物へも反映されている。

―建物の特徴は?

市村:
鉄筋コンクリートにしたいとのご要望で、1階は楽器工房の作業スペースだけど、おしゃれにしてお客様に作業を見せたいというオーナーの意向があったので、オープンスペースにして見えるようにしました。2階は音楽教室、試奏を行うために防音にしています。カウンターもオリジナルで設計して取り付けています。
菅野オーナー(以下、菅野):
今は、インターネットでものが買える時代。うちは小さな店なので、価格の競争ができません。だったら生き残るために、技術力で勝負していこうと。オープンスペースだとへたなことは出来ません。オープンにして、お客様と会話をしながら仕事をする、見ていただくという考えで対面式にしました。
市村:
お風呂もあるんですよ、ここに(笑)。
菅野:
洗ってくださいというお客様も多いので、お風呂で楽器の洗浄もします。水の温度、洗剤を使うかどうかも、楽器によりますから考慮して洗浄します。

―技術を売るのはものを売るより大変な仕事では?

菅野:
たとえば、ものの値段を引くのは簡単です。今日から初めた楽器屋が2割引というのは出来ますが、修理屋が今日から上手になったからどうぞ、というわけにはいきません。お客様は学生さんから、プロの音楽家までさまざまです。特にプロの道具をさわるのは相当気をつかいますね。この業界は意外と狭いですから、もし、先生があそこは直らないとなれば、お弟子さんにも広がり、仕事がなくなります。逆に、あそこに行けば直るとなれば、みなさんついてくださいます。技術を買っていただくということは、そういうことなので、ひとつひとつしっかりやらないと顕著にでてしまいます。職人の世界はどこも同じだと思います。市村さんも。

―きっかけは?

市村:
ある幼稚園の理事長さんからご紹介いただいたのがきっかけですが、でも、その時は、少し進んでいたのね。
菅野:
以前からおつきあいのある工務店さんもあったのですが、今回は、私がすべて新しい人たちとの関わりで建てました。母が、長年その幼稚園の理事をやっていまして。母の印象は、工事現場はきたないというイメージを持っていました。でも、市村さんはあいさつもきちんとしていて、現場がきれい。仕事の基本はあいさつと母も私も思っておりますので、母を通して紹介してもらいました。市村さんに連絡をして伺うと、私みたいな若いものの話をきちんと聞いていただいたので、お願いしてみようかなと。
市村:
うちとしても理想的です。ご紹介いただいて、お客様もトップ命でダイレクトに仕事がすすんでいく。営業的にもつくる過程でも、私としてはとても理想的にすすんだと思っています。紹介営業というのは、信頼関係でやっている仕事なんで、仕事としてもおもしろい。自己PRよりも、他の方がPRしてくださるので、最高の営業なんです。
菅野:
それはうちも同じですね。お客様があそこに出してみなと言ってくださるのは100パーセント信頼関係ですね。だから一人一人のお客様を大事にしていかなければいけないんです。
私は、建てる前に全国の楽器屋さんを見てまわったんです。いろんなところを見た中で、お客様のことを大事にしているお店が流行っている店だったので、店の雰囲気とか自分のイメージができあがってた。何回も話を聞いてくださって、それをそのまま形にしていただいたのが市村さんでした。イメージ通りのパースがあがってきて、それがだんだん形になったのでびっくりしました。
市村:
うちの方針にインフォームドコンセントというのがあって、それを大分ご理解いただけたのかなと思っています。社員には、とにかく一生懸命説明しながら、仕事をするまえに出来上がりをできるだけ具体的に説明して、納得いただいてから前にすすめるように徹底しています。その辺りがうまく伝わったのかと思います。

―最高のものになりました?

菅野:
ホントに最高のものだと思っています。いっぱい話をしながらつくったので、私たちの意向はすべてそのままにできあがっています。こんなに一生懸命になっていただいて大丈夫かなって思ったくらいです(笑)。

―ブラスさんの今後の展開、オーナーの考えなどありましたらお願いします。

菅野:
うちの店はものを売るだけでなく、技術力でアフターができる、設備がある、そして、人とのつながりがあります。この場所にしたのは、学生さんが楽器を持って駅から歩いて5分で来られる位置であること。活気のあるところであり、もともとこの一帯の地域で仕事をしてきたので、それを大事にしていきたいとの思いもあります。この建物を音楽好きの人たちが集まったり、情報交換をしたりして、地域のみなさんのコミュニティとしてつなげる場所であればいいと思っています。人とのつながりを建物に込めて建てていただきました。

―ありがとうございました。
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